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2010年09月03日
浴室作り
先日の出来事。
「先生、タイルのガラ(ゴミ)を外に投げてきていい?」
っと何とも危険な発言の学生が1人。
「投げたら危ないから、ちゃんと置いて捨ててきて」
っと言うと
「”投げる”は”捨てる”って事だよ〜」
っと言われてしまいました。
どうやら、方言だったみたいで・・・(笑)
専門校の学生だけで【秘密のケン○ンショー】が開催できそうです☆
色々な方言が入り混じりながらの実技の日々ですが
今回は延び延びになっていた”内装浴室タイル張り” の模様をお送りしたいと思います。
だ〜いぶ前のブログで上杉先生の奮闘と共に紹介したのですが
”今年は学生が多い”と言うことで、新たに1ヶ所浴室を作ったことは
覚えていただいていますでしょうか・・・?
ついに、その浴室の出番が来る日がやってきました(^−^)!!
今回の実技では3人1チームで3ヶ所ある各浴室での作業をしていただきました。
始めは、ポツンと浴槽がある殺風景な浴室があるのみ。
学生には、そこから3日間で”墨だし” ”割付” ”タイル張り” ”目地込み”
っと段取りから仕上げまで、すべての作業をやってもらいます。
学生にとって難しいのは、タイル張りよりも割付みたいです(苦笑)
「壁と床の目地を通しなさい」
「正面の壁と左右の壁の横目地もしっかり合わせる事」
っと言う課題に、割付1つで仕上がりが大きく変わってしまうので、
なかなか判断が出来なかったみたいです(>_<);;
でも、ここでの目標は”建物への割付をしっかり学んでもらう事”なので
先生方はゆっくり時間がかかっても理解してもらえるまで説明をしていました。
皆分かってくれたかなぁ〜っとちょっぴりドキドキな はち です(^−^;;)
墨だし・割付が終わればあとはタイル張りです。
個人差はあるもののこの4ヶ月で学生の皆さんは作業の手際もだいぶ良くなってきました。
学生同士で話合って、作業の進め方も決めている姿がありました。
![]() | 1人が接着剤を塗り、もう1人がドンドン張っていきます。 広い壁などはオープンタイムを作らないようにと 考えて張っていたようです |
![]() | こちらは、細かい柱などを張るため、 1人1壁での作業でした。 もちろん、張り終わった時には隣の学生が張ったタイルと 目地が合わないといけないので確実な作業が必要です。 |
その一方で、要所要所に入る切り物も切って張っていきます。
![]() | 大きさがバラバラだと、仕上がりが綺麗に出来ません!! ここは女性の繊細な腕の見せ所☆ っと、鈴木さんも奮闘です!! |
丸2日かけてタイルをすべて張り終えたら
最終日には目地込みです。

目地剤を塗ると、食い違った目地や、タイルに付いたまま固まってしまった
接着剤が露わになります。
学生の皆さん、思った以上の目地の食い違い・タイルに接着剤が付き
汚れてしまっているのに自分のレベルを痛感したようでした。
それでも、最後までちゃんと仕上げ、掃除をし、そしてちょっぴりの反省会(笑)
最後に「完成した記念に1枚!!」っとカメラを向けると
しっかりと前を向いて胸を張る姿が、ちょっぴり逞しく見えた はち でした。
1番暑い時期に、1番風の通らない蒸し暑い中での作業。
本当にお疲れ様でした☆
投稿者 tile_school : 2010年09月03日 11:43